競馬いろいろ

東京の最終12Rで、地方競馬その他も含め、公営競技史上最高となる配当、三連単1846万馬券が出た。
今日はくたびれていたので、ダラダラと昼寝をしたあげく、TVで競馬中継を眺めていたのだが(最低w)、レースは、逃げるケイアイカールトンを、道中は中段から後方にいたゼンノエキスプレスとカネスベネフィットが交わして、最後は叩き合いの末、ゼンノエキスプレスが1着。クビ差の2着にカネスベネフィット、3着に逃げたケイアイカールトンが入った。単勝1.7倍と断然の一番人気だったヒカルウィッシュは好位から馬群に沈み14着に敗れた。タイムは今日の馬場とこのクラスにしては平凡な1分25秒1、前半1000mが59秒3と割りと早いペースではあったが、上がりの3ハロンが38秒、前の方に居た馬はケイアイカールトン以外皆総崩れだった。。
ゼンノエキスプレスは16頭立てのシンガリ人気、カネスベネフィットも12番人気で、三連単は18,469,120円、馬単も最高額の1,021,160円を記録した。レース後の実況ではオッズを一桁間違えて18,000倍とか言っていたが、さもありなん。確定払い戻しを伝える目黒貴子さんも「こんな金額を伝えられるなんて貴重な経験」と言っていた。しかし、このレース三連単の組み合わせ3360通りのうちの3344番人気、的中した人はお見事としか言うほか無い。
優勝記念撮影の様子が映し出されていたが、ゼッケンを持って勝ち馬のそばに立つ小林淳一騎手がなんとも神妙な顔をしていた。
このゼンノエキスプレス、父ゼンノメイジン、母エメラルドビコーで、従兄にはアッミラーレがいる。父ゼンノメイジンて誰?と思って調べてみると、父は名種牡馬ウッドマン、母はカナダの2・3歳牝馬チャンピオンという良血で、競走生活では未勝利だったものの関係者の意向もあって種牡馬入りし、1999年から供用開始。これまでの登録数は30頭ほどで、中央で勝ち上がっている産駒はこのゼンノエキスプレスのみだが、地方では、ちょいと珍名で有名なキンタマーニ、ゼンノミラクル、ゼンノパラダイスなどが勝ち上がっている。


9RのいちょうSジャリスコライトが出ていて、これまた見事な差切り勝ち。こいつは将来楽しみだ。マル外だしマイル〜二千くらいが適距離かと思うけれど、どんな路線に進むんだろう。。


トウショウファルコが死亡。
http://www.jra.go.jp/info/0510/20051022-falco.html
尾花栗毛のド派手な馬体で、パドックではいつも気の良いところを見せていたのが現役時代では記憶に残る。グリーングラスの代表産駒の一頭で、中山金杯AJCC杯を勝ち、レース引退後は誘導馬として活躍した。誘導馬になってから、その馬体の美しさで新たにファンになった人も多かったと思う。ファルコのファンクラブもあったくらいだ。誘導馬を引退した後は、根岸の馬の博物館で繋養され、時折イベントなどに登場していた。死因はわからないが、19歳はまだ高齢とはいえない。一度根岸に観に行きたかったのになぁ、残念。


明日は菊花賞。もう世間は三冠馬誕生と決まっているかのような雰囲気。夕刊の一面がディープインパクトなんだもんw これまでに三冠馬は5頭出ているけれど、そのうちの3頭は現役のレースを見ている。私の最強馬は今でもシンボリルドルフなのだけれど、それに続く無敗の三冠馬となれるだろうか?ダービーの時にも書いたけれど、強い馬が強いレースをして勝つ、というのは見る価値がある。もちろん他の馬だってチャンスが無いとは言えない。なんかやってくれないかな、とも思うw あと、スローで直線よーいドンはカンベンな、3000mのレースでも、自信もって走って欲しい。菊花賞が3000mのレースだ、って意味を持たせて欲しい。これはステイヤー好きの意見かもしれないけど。
ともあれ、みんな頑張って、無事にレースを走って欲しい。良いレースを見たい。