三春

滝桜@三春

早起きして、郡山から磐越東線ゆうゆうあぶくまラインで三春まで。途中の沿線の桜が見事です。
駅からはタクシーで滝桜まで行きましたが、もう既に結構な人で賑わっていました。
「根尾谷の薄墨桜」、「山高の神代桜」とならんで日本三大桜の一つに数えられる「三春の滝桜」は、なだらかな丘の斜面に1本そびえている、シダレザクラの大木です。推定樹齢は1000年ともいわれています。根回りががっしりしていて、枝の広がりが見事。どの枝からも零れ落ちんばかりの花の房が垂れて、「滝桜」という名がぴったりです。
樹の下まで来ると、上から花が降ってくるような感覚を覚えました。花の一つ一つは小さいのですが、ソメイヨシノよりも紅味が濃いピンク色です。花の開き加減によっても、また色みが変わるようで、遠くから見ると、色の濃い花の枝、薄い色の枝と混じりあって、全体の微妙な色加減が素晴らしい。写真でもお判りになりますでしょうか? つか、偏光フィルターかけたら青空の青がすごいことにw これ露出過多じゃないですよ?むしろプラス補正かけてるくらいなの。。

桜を眺めながら朝ごはん。しあわせ。。


9時を回ると、マイカーに加えて、そろそろ観光バスもやってきて、目の前の道路は大渋滞に。
帰りは乗り降り自由のシャトルバスに乗って、街中まで戻り、周辺の桜を見て歩こうと思います。この三春町全体が「桜の町」と言ってもいいほど、たくさんの桜の名所があるのです。
郷土資料館の裏山を登り切ると、谷筋を遠く見渡せる所に出ました。新緑の山肌のあちこちに桜色のかたまりが見えて素晴らしい眺めです。谷へ向かって降りていくと墓地になっており、そのまま福聚寺の境内へと続いています。ここには2本のシダレザクラがあって、いずれも樹齢250〜400年位の大木です。1本は藤色に近いような濃い色で、もう1本は明るめのピンク色。

檀家さんが寄進代わりに植えるのでしょうか、とにかく境内は桜、桜。。ここに入っている仏さんは、毎年こんなに美しい花見が出来るんですねぇ。。
この日はいいお天気で、青い空に白い雲、緑と桜、という見事な色彩とコントラストが堪能できましたが、時折の風はすごく強くて、大きな桜の房が、ゆうらり、ゆうらりと揺れておりました。


お昼前に三春駅へ戻ってきて磐越東線に乗り、郡山から西線に乗り換えて磐梯熱海へ向かいます。磐越西線の、猪苗代から磐梯山をぐるっと回っていく沿線の景色もまた素晴らしいのですが、今回はその手前で温泉☆です。磐梯山の上の方にはまだまだ雪が残っていました。
磐梯熱海は、正直、寂れた温泉街という感じでしたw まぁ、まっ昼間だったからなぁ。温泉のお湯はほぼ透明で、わずかに硫黄の香りがします。浸かっているとお肌がつるつるに☆
露天でだらだらと長湯していました。昼間っから長湯、というのは、すごく贅沢な気分になりますw
郡山から電車で15分でこんな温泉に浸かれるなんて、郡山の人たちはいいなぁ、と思いました。まぁ、東京にも温泉はあるにはあるけどもw


再び郡山へ戻って、帰りは高速バス・あぶくま号。乗って5分で爆睡。気がついたら東北道を走っていたw 那須の山々もまだ雪を頂いていて、緑一面にはもう少し。大して渋滞もなくスムーズに帰り着きましたが、バスだと途中休憩があるものの、3時間半の乗車はやはりちょっと飽きる。
これで三大桜の二つを見られましたので、来年は最後の1本、山梨へ神代桜を見に行こうっと☆


あぁ、郡山駅で見たポスター「SL磐梯会津路号&SL郡山会津路号」に惹かれるなぁ。。去年ばんえつ物語号には乗ったけどね。C57で磐梯山をゆっくり眺めながらの旅もまた良いでしょうねぇ。。